沖ヶ浜田地域では、種子島で開発された
サトウキビ「黒海道」を主に使用しています。
これは他の離島で作られるものと比較して、
7〜9度糖度が低いのが特徴です。
昔から種子島では「生活の一部」として
黒糖の味と質が追求されてきました。
糖度が低いサトウキビであったからこそ、
沖ヶ浜田の黒糖の美味しさが
育てられたのです。
黒糖に仕上がっていく段階で糖度が抑えられ、
ミネラルとのバランスが調整されることで、
「コク」「深み」「程よい甘さ」の
絶妙な味となります。
また機械で収穫すると、
糖度が低く雑味の混ざる部分や
虫食い、折れキビなど
不良品も混ざってしまうため、
時間と労力をかけて
一つ一つ丁寧に収穫していきます。
手間暇かけてサトウキビの両端をカットし、
美味しい「完熟した茎部分のみ」を
使うことにこだわっています。
美味しい黒糖作りは
手作業を極めたサトウキビ収穫から
始まります。
黒糖作りに使用する「完熟した茎部分」以外は
畑の雑草やサトウキビの搾りカス、
搾汁のアクなどと共に、全て堆肥として
サトウキビ畑に返します。